セックス・アンド・ザ・レゴシティ
ハッケヨーーーーイ・・・
のこった!!
のこったのこった!!
ワーワー・・・
――――――プツッ・・・
ハァ……
相撲を見て空をトぼうなんて枯れた女の常套手段・・・
アタシは違う、そんなんじゃないと思いながらも疼く体はつい褐色の焼けた肌を求めてしまう・・・
Ah・・・誰か私をめちゃくちゃにして・・・
醤油ベースの温かいツユで頂いて・・・
心の奥底で燃え盛るネトネトの欲望を収めたくて、アタシはあてもなく街をさまよう・・・
人、人、人の群れ・・・・・・
オトコはいくらでもいるのに、私のポッチにハマってくれるのは一人もいない・・・
でもね。
そんな絶望の淵に追い込まれたアタシにも、白馬の王子様がやってくるものなのね。
ブロロロロロ・・・・・・
キキーーーーーッ
・・・・・・。
ピカピカに光る新車のセダンに乗ってきたそのオトコは、アタシのすぐ横で車を停めた。
そして、アタシに声を掛ける。
そこの可愛いミニフィグちゃん。僕といっしょにニンジャゴーしないかい?
マアッ・・・・・・!
興奮のあまり、思わず拳を固く握る。
今まで付き合ってきたダイヤブロックやメガブロックみたいなオトコたちとは違う、ホンモノの雰囲気を目の当たりにして、アタシは・・・
ジュワァ・・・
(おやおや、ウィットに富んだ会話よりも先にパンティがウェットに富んでしまうとは)
間違いない、アタシは今、ギリシア神話の神エロースに見初められたんだわ!
お願い!アンタのそのお城シリーズでアタイの赤いバケツを掻き回して!
お安い御用さ、隣に乗んなよ
急ごう。みんな待ちくたびれてる
みんなって?
グイッ
みんなさ!
ブロロロロロ・・・
しばらく車を走らせた後、国道沿いのモーテルに着いた。
小さくて古いけど関係ないわ。アタシたちが交われば、そこが愛のファクトリーよ。
さて、先にシャワーでも浴びようかな。
そう言って彼はシャツを脱ぎ始めた。
露わになった彼の肉体を見て、アタシは思わず言葉を失う。
す、すごいカラダ・・・!!
程よく引き締まった胸板に電気スタンドの淡い光が当たることで、むしろ鋭い陰影を浮かび上がらせている。
いや最高かい・・・!
これはきっとジュニアの方も期待できそうね・・・
キミのカラダも見せてくれないか
ええ・・・!
彼に求められて、アタシは今まで誰にも見せたことのない清純な肉体を露わにしたわ。
あ、あんまりジロジロ見ないで・・・、照れるわ
すごくステキだよ。このカラダを見れなかった太陽に同情するばかりだ
抱いて・・・!
むろん
ガバッ!
紳士的に見えて結構大胆なのね、彼はアタシをベッドに押し倒すと、すぐにその体を覆いかぶせてきたわ。彼のムワッとする男の色気が、アタシの目の前まで迫ってくる。
じゃあ、いれるね・・・
きて・・・!
――こうして、アタシたちは今夜ひとつになったわ。
それから数分後。
ついに限界を迎える彼。
ああっ!もうダメだ!
イクッ!イクッ!!イクイクイク~~~~!!
イクーーーーーーーーーーッ!!!!
あ、あたしもダメ・・・!
イクッ!イクッ!!イクイクイク~~~~!!
イクーーーーーーーーーーッ!!!!